リバイバル新聞 2005年10月23日号掲載

 エルサレム国際祈祷聖会 エルサレムから日本を祈る


来年4月、大阪で「祈りの祭典」
 

                  エルサレムの嘆きの壁  

 エルサレムから全世界の人々の救いをとりなし、ユダヤ人の救いを祈るエルサレム国際祈祷聖会が10月2―17日、ラッパの祭りから仮庵の祭りに至る15日間を費やして行われた。主催は、トム・ヘス師が代表を務めるエルサレム万国祈りの家(JHOPFAN)。全世界145カ国から約2000人のとりなし手がエルサレムに参集し、日本からも来年4月に大阪で予定されている「祈りの祭典」開催の調整も兼ね、村上好伸師(日本リバイバル同盟委員長)、大久保みどり師(同事務局長)、横山隆師(日本メシアニック親交会会長)らが参加した。

 聖会は、3分の1の時間で賛美し、3分の1でみことばを学び、さらに3分の1をとりなしの祈りに費やした。また、エルサレムの城壁の12の門を元にして全世界を12区分し、24時間態勢で各地域へのとりなしが行われた。

 インドネシア、シンガポール、フィリピン、台湾、中国本土などアジアからの参加者も多く、聖霊の働きが著しいアジアの現状をよく現わしていた。彼らは、聖会中何度も、涙を流しながら大声で日本の祝福を祈ってくれた。

 説教は、スエーデンの伝道者ウルフ・エクマン師、ユダヤ人伝道で有名なジョナサン・バーニス師、アフガニスタン伝道で活躍するスレーマン・マンゾール師などが担当した。

 聖会3日目、台湾、中国、香港などアジアの講師を中心としたプログラムが組まれた。その中で村上好伸師は、来年日本で開かれる「祈りの祭典」を踏まえ、「全世界のとりなし手が聖霊の炎を持って日本を訪れてほしい」と述べた。

 続く4日目午前の聖会では、日本のための時間が特別に設けられ、大久保みどり師が第一コリント12章からメッセージ。そこで、中国と台湾の参加者から日本に対する特別な祝福の祈りと献金を受け取ったことに感謝し、その献金で勝利の証であるショーファー(角笛)を購入する予定であると述べた。続いて、横山隆師が悔い改めの重要性を語り、日本が被害を与えた戦争当事国に対する謝罪と、今後の建設的な結びつきのために祈るときを持った。



 その証に呼応してトム・ヘス師は、角笛を持つすべての参加者に、講壇前に集まり角笛を吹き鳴らすよう促した。20名ほどがそれぞれ角笛を持ち、5分間、力の限り角笛を吹き鳴らして日本宣教の勝利を祈った。

 日本からの一行は帰途に着く前日、旧市街のユダヤ人経営の店で10本の角笛を購入。店主も驚くほどの本数であったが、彼は最後に「シャローム、シャローム」と言って私たちを祝してくれた。今後、その角笛の響きは日本を貫くであろう。

 なお、「祈りの祭典」(http://lovejapan2006.client.jp)は来年4月19―21日、1000人収容の大阪国際交流センターで行われる。主催は日本リバイバル同盟(NRA)とエルサレム万国祈りの家。具体的なプログラムはこれから検討されるが、アジアの諸教会の一致が求められる予定。トム・ヘス師は日本での聖会に対し、「神は日本の教会を愛しており、私たちは日本を訪れて日本の人々を勇気付けたい。神の愛で日本を抱擁したい」と語った。


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