リバイバル新聞 2005年10月23日号掲載

 エルサレム国際祈祷聖会 エルサレムから日本を祈る


特集記事
祈りの祭典開催へ

 

 2005年10月 エルサレム祈祷聖会会場にて
日本からの参加者

 
























  日本リバイバル同盟(NRA)の事務局を務める大久保みどり師が「祈りの祭典」に初めて参加したのは今年2月、シンガポールにおいてだった。同聖会に出て参加者が本気で祈っている姿に触れ、大きな感銘を受けた。シンガポールでは、同行した横山隆師と共にJHOPFANの評議委員会に招かれ、トム・ヘス代表から「来年は日本に行きたい。私たちが日本を赦し、愛していることを伝えたい」と打診された。一行は、帰国して日本の牧師たちと相談する旨を伝えた。また、その聖会中、ソロモン諸島から来ていた牧師が次のように証した。「私たちの島には日本軍が残虐行為をしたことを記す慰霊碑が立っています。ある日、私がそこで祈っていると、聖霊に示され、日本がリバイバルされて世界中に宣教師が派遣されるビジョンを受けたのです」

 帰国後、「祈りの祭典」開催をNRAの評議員に相談。説明を聞いた牧師たちも「日本に祈りの輪を広げる」というNRAの創設目的に一致するとの見解を示し、同団体が受け皿となって開催することを決定した。また、それまでは「戦争の謝罪は国家レベルで解決すべきであって、個人的に謝罪するのは大嫌いだった」との意見を持っていた大久保師だったが、謝罪の是非について祈り始めたところ、使徒行伝17章24−28節が示された。特に、26節「また、ひとりの人から、あらゆる民族を造り出して、地の前面に住まわせ、それぞれに時代を区分し、国土の教会を定めて下さったのである」が強く心に響いてきた。

 そして、大東亜共栄圏の名の下に、日本が神の定められた国境(境界線)を越えてアジア各国の言語を奪い、文化を奪ったことが、まず「神に対する罪」であると明瞭に分かった。また、「誰に選ばれたわけでもないのに、私が日本を代表して謝罪するのですか」と祈ったとき、神とダニエルとの関係から「神に示されたもの自身が謝罪するのは当たり前のこと」と悟らされた。その後、大久保師は6月に香港で開かれた「祈りの祭典」に参加。ステージから「日本が、神から皆さんに与えられた言語を奪い、文化を奪ったこと、民族性を奪い、偶像礼拝を強要し、罪無き人の血を流したことを、日本民族を代表して神と皆さんの前で謝罪します」と述べ、講壇から降りてその場に土下座し、涙ながらに謝罪した。すると、食い入るように聴いていた世界中から集まった中国人達は、稲穂が風でなぎ倒されるかのようにいっせいに頭を垂れ、全員が泣き始めたという。

 聖会後、台湾の女性牧師が大久保師のもとに近づき、「日出ずる国の日本、韓国、中国がいつも争って喧嘩ばかりしている。どうしても日本に目覚めてもらわなければならない。そして、あなたが立ち上がらなければならない」と言ってきた。
なお、JHOPFANはエルサレムの城壁の12の門を元にして全世界を12の地区に分け、それぞれ24時間態勢の「祈りの塔」を設置している。その中で、日本、韓国、中国が含まれる「獅子の門」の方角だけ祈りの塔がない。NRAは、この祭典が北海道から沖縄まで輪を広げる発火点になることを願っている。


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